アルインコDJ-X100について

DJ-X100には拡張機能があり、拡張機能1と2があります。

拡張機能2は、電源を入れた際に画面に表示されるバージョンが、初期ロット1.00_で始まる個体について適用できます。
(*バージョン
アップしてしまうとこの機能が使えなくなります。)

この受信機の機能は複雑で、ある程度のデジタル無線の知識がなければ使えないものです。

 

拡張機能を有効にすることで、次のものが受信できます。

各機能を有効にする方法やコマンド、各受信モードについての詳細には触れません。

<拡張機能1>
FM・NFM・AM・NAM・T98・T102/B54・DMR・T61_typ1・T61_typ2・T61_typ3・T61_typ4・dPMR・DSTAR・C4FM・AIS・ACARS・

POCSAG・12KIF_W・12KIF_N・T116 (T102/B54で可能)
<拡張機能2>

拡張機能1に加え、次のものが受信できます。

T61_typX・ICDU

<エディットツールの編集のコツ>

*エディットツールは、電源を入れた際に画面に表示されるバージョンが、2.00_以上で始まる個体で使用できます。

DJ-X100から読み込みを行う際は、毎回「設定」よりCOMポートの設定が必要です。

USBを接続しているCOMポートを選択してください。

拡張機能1での編集を行う場合は、一度DJ-X100から読み込みが必要です。

読み込み作業をしないと、T61などの下記拡張モードの周波数は表示しま
せん。

本体とケーブル接続し、「通信読み込み」 を、行います。

読み込みをすると、タイトルの横に<コマンド拡張モード>と表示されます。

 

データを保存しても必ず一度、受信機からの読み込みをしないと、<コマンド拡張モード>は有効になりません。
読み込み後に保存したデータを開くなどを
行います。

<コマンド拡張モード>を有効にぜずに保存データを開くと、拡張機能1で有効になる部分が表示されません。

<コマンド拡張モード>では、通信設定が可能になります。

各、設定した周波数に対して通信設定が必要です。

左クリックしたままドラッグすると、範囲が指定できます。範囲指定した状態で、範囲内の通信設定を一箇所するだけで、指定範囲内の全ての設定ができます。

 

範囲指定はコピー&ペーストできます。

T102/B54の通信設定はWCホワイトニングコード(アルインコでは白色化コード)、ECエンコーダ(アルインコでは秘話コード)が判明しているものは設定しておくのが賢明。

白色化コード、秘話コードが判明しないものは、それぞれAUTO・OFFにします。受信した際に音声が早い「モガモガ」になるので、

受信機で F + 0 をすると、虫眼鏡マークが出て、白色化コード、秘話コードを解読します。T98の秘話コードも同様です。

T98では白色化コードが228と初期で設定されています。

アルインコの秘話方式はDJ-X100では解読不可です。

その他の独自の秘話方式や、音声コーデックが違うものの音声は、

遅い「モガモガ」となり、受信できません。

AM・NAM・FM・NFMでは音声反転秘話が設定できます。
音声反転秘話をONにして、反転周波数を音声になる周波数に設定します。これは設定して音声にきちんとなるかの確認を手動で行う必要があります。

DMRの通信設定は全て初期のままでOKです。

<その他>

T98では秘話コードが設定された状態でも、秘話の無い通信は受信ができます。

T98では秘話コードが設定された状態で、違う秘話コードの通信を受信すると音声が早い「モガモガ」になりますので、DJ-X100で F + 0 を行うと解読をします。

解読した秘話コードはDJ-X100の本体の電源を切ると消えてしまいます。パソコンに接続した状態で秘話解読をしていれば、エディターにデータを保存することで、次に書き込みをした際に設定されているので便利です。

 

*拡張機能を有効にすると、DJ-X100の電源を入れるたびに誓約の同意が表示されます。一つでも「いいえ」を選択すると、本体の拡張機能も、エディターのコマンド拡張モードも有効になりません。